口腔粘膜を定期的にチェックしてもらいましょう

昨日、弘前大学医学部歯科口腔外科の小林教授の講演会があり参加してきました。

小林教授は私の弘大時代の指導医でもあります。

弘前大学医学部歯科口腔外科は津軽そして青森の中核となっている口腔外科ですが、

青森県には歯学部をもつ大学はありませんから、歯学部の口腔外科では扱わないような有病者などの一般歯科診療にも対応しています。地域の開業医では対応困難な症例、そして口腔がんまで多岐にわたって診療しています。

昨日の講演会では、”口腔粘膜疾患の診断と治療”と題して最近の知見を交えてご講演いただき、口腔外科に在籍していた私にとっても非常に勉強になりました。

口腔粘膜の病変は患者さんからの訴えがないと、歯科医は歯や入れ歯の部分だけに注意がいって、舌、頬粘膜、口腔底などの粘膜病変に気付かないことがあるのでしっかりと口腔全体を観察することが大事

といったお話がありました。

口腔粘膜の病気には全身疾患の一症状として現れるものや、ガン化する可能性があるものやすでにガンが発症しているものなど、早期に発見が必要な疾患もあります。

我々一般開業歯科医はこれらの疾患は特にしっかりと早期診断することが求められています。

当院においては、定期健診時には必ず口腔粘膜のチェックを行っています。(舌をべーっと出してくださいなどといってる時が粘膜チェックしているときです。)

何か異常を感じる場合は患者さんからも、気になるところをお伝えください。よりその部分を注意してチェックいたします。

歯だけでなくお口全体の健康管理のためにも定期健診を受けることをお勧めします。

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院長

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たかち歯科小児歯科医院 院長です

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