当院では子供の健診の際食事、間食等の問題がないか問診にて確認します。食の細い子供にたびたびあることですが、お水代わりに牛乳を飲んでいる子がいます。それも一日に何杯も。このような場合、牛乳を摂りすぎているために食欲がわかず食事量が少なくなっていることがありますので注意が必要です。
牛乳はかつてはカルシウム不足を補うため積極的にとるよう勧められていましたが、現在では逆にとりすぎるとカルシウム不足になることや(カルシウムパラドックス)、おなかがゴロゴロする乳糖不耐症の人が日本人に圧倒的に多い問題や、乳製品の大量摂取が健康に悪影響を及ぼす可能性もいわれています。
私が考えるには、小児においては、学校給食などで牛乳を十分摂っている現状を考えると、家庭においてさらに牛乳をとる必要はないのではないかと考えます。その分しっかりと固形物でよく噛んで食事にて栄養摂取することが大切だと考えます。
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院長
たかち歯科小児歯科医院 院長です
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